大麻・麻薬・覚醒剤など①

なかなかショッキングなタイトルになってしまいました(汗)。

先日も、元ジャニーズのメンバーと元女優といった有名芸能人が、関東信越厚生局麻薬取締部に大麻取締法違反(所持)で逮捕されるというショッキングなニュースがありました。

ファンの方は勿論いろいろなことを感じたでしょうし、世の中に大きな影響力のある芸能人の逮捕ですから、私も多くのことを考えさせられます。

法的な問題は勿論、番組やコンサートやCMなどの違約金などといった契約上・経済上の問題、更には健康への問題といった医学的問題、更には入手ルートなど反社会的勢力や国際的な組織といった社会的問題まで。

そこで、今日から何回かに分けて、上記の薬物などについて書いていこうと思います。

 

私は医療従事者ですので、麻薬を扱うことが出来ます。

もっと正確に言うと、医師の中でも「麻薬施用者免許」を申請し、許可された者が扱うことが出来ます。

麻薬施用者免許とは、医師等が疾病の治療の目的で業務上麻薬を施用し、若しくは施用のため交付し、又は麻薬を記載した処方箋を交付するために必要な免許で、医師・歯科医師・獣医師が対象となります。

実際の免許証はこのようなものです。

余談になりますが、免許証と言っても自動車運転免許証のような小さなカードタイプのものではなくて、上記のようなA4の紙一枚です。

何だか拍子抜けしますよね。

因みに医師免許は、あたかも卒業証書や免状のようなこんな感じです。

 

少し話が脱線しました。

まず最初に私の立場をしっかりと表明しておきますが、私は「不正」麻薬や覚せい剤は勿論、大麻などについても反対です。

「不正」麻薬と書いたのは、私は上記のように「麻薬施用者免許証」を持っていますので、「医療用麻薬」については取り扱いをします。

「麻薬」といえば、覚醒剤や大麻などのような、違法に取引されている恐ろしい薬物と誤解されていることがありますが、「医療用麻薬」と「不正麻薬・覚醒剤など」の違いを知ることが重要です。

「医療用麻薬」と不正麻薬との違い

シオノギ製薬のホームページ「がんのつらさ」(http://www.shionogi.co.jp/tsurasa/treatment/opioid/)より

私たち麻薬施用者免許を有する医師が、医療用麻薬を使用するのは主にがんの痛みを取り除きたい時、つまり癌性疼痛の除痛時です。

がんの痛みに対して、非オピオイド鎮痛薬が効かない場合、オピオイド鎮痛薬が使われます。オピオイド鎮痛薬とは、神経系の司令塔の部分である脳や脊髄に作用して痛みを抑える薬の総称です。

これらのオピオイド鎮痛薬がすなわち「医療用麻薬」とも呼ばれ、法律で医療用に使用が許可されている麻薬です。

痛みの治療の目的でのみ、適切に使用することは言うまでもありません。

適切な処方量は、患者さん一人ひとり異なりますので、痛みの程度をみながら調節します。

日本では、トラマドール、モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、タペンタドール、メサドンなどが使われていますが、それぞれ性質や使用法が異なりますので、医師と患者様とが相談して自分に合った薬を選ぶことが大切です。
また、他の非オピオイド鎮痛薬や鎮痛補助薬と併用することもできます。

対照的に上の表の右側に乗っているのが、「不正麻薬・覚醒剤など」です。

表にもあるように代表的なものは、大麻(マリファナ)・覚醒剤・コカインなどです。

これらについて、いろいろな角度から次回より詳しく掘り下げてみたいと思います。

 

クリニックでお待ちしております。

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美容外科専門医・美容皮膚科医 佐藤 玲史

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